LOCTITE®とBERGQUIST®製品がインテリジェントな車両管理に必要なバッテリー、インバーター、コンバーター、充電器、エレクトロニクスなど電気部品の熱マネジメントを最適化し、重機のサステナビリティを推進する方法をご覧ください。
Market Segment Manager for RV, Specialty Vehicles & Heavy Equipment
再生可能エネルギーを動力源とするバッテリーで走る電気自動車(EV)から、効率を最適化し、あらゆる機械の環境フットプリントを最小限に抑えるインテリジェントエレクトロニクスに至るまで、電力とエレクトロニクスは持続可能な未来の鍵を握っています。
重機セクターも例外ではありません。電気・電子部品は、効率的なゼロエミッション技術の中核を担っており、ネットゼロ目標の達成に向けてこのセクターを牽引しています。
2023年のCAP Geminiの記事 は、重機OEMが持続可能性に対して包括的なアプローチを取る必要性を取り上げていますが、電力技術はその重要な役割を果たしています。
重機の持続可能性を実現するには、費用対効果、効率性、信頼性、耐久性に優れた電力技術が必要です。これによって、経済的に魅力的でありながら環境への直接的な影響を最小限に抑えた重機を提供することができます。
そのためには効果的な熱マネジメントが不可欠です。電気的プロセスで発生する熱を管理することは、部品の寿命を延ばし、効率性と信頼性を最大限に高める鍵となります。
ヘンケルの市場をリードする熱マネジメントソリューションと革新的で協調的なアプローチによって、重機セクターのサステナビリティを推進する方法を紹介します。
バッテリーや回路基板などの電気部品から発生する熱を効果的に管理することは、動作の安全性と信頼性、長寿命、環境フットプリントの最小化のために極めて重要です。
電気部品の小型化、軽量化、大容量化の要求は絶えずあり、その結果、より効果的な熱マネジメントソリューションの必要性が高まっています。2021年のNCAB Group のブログと2019年のAutomotive World の記事は、エレクトロニクス分野と自動車分野で高まる熱マネジメントの重要性について説明しています。
重機の設計と製造においては、熱マネジメントの進化をフルに活用して最大限のサステナビリティを実現することが必要です。
ヘンケルのLOCTITE®とBERGQUIST®の熱マネジメントポートフォリオは、電源供給に必要なバッテリー、インバーター、コンバーター、充電器から、インテリジェントな車両管理に必要なエレクトロニクスに至るまで、重機に不可欠な電気部品の熱マネジメントを最適化し、サステナビリティを推進するためのソリューションを提供します。
重機OEMのための包括的な熱マネジメントツールセットを構成するポートフォリオには次のような製品があります:
- 熱伝導性を有する絶縁テープ。感圧接着剤(PSA)やラミネートとして提供されており、熱膨張率が異なる材料同士の応力を緩和し、安定した接合を実現します。
- 熱接着フィルム。液体接着剤では接着が難しい広範囲や複雑な形状の部品に適しています。フィルム状であるため、均一で空隙のないボンドラインの形成と膜厚の管理が可能です。汚れにくく、廃棄物が出ず、加工しやすい製品です。熱伝導性と導電性を備えた配合で総所有コストを抑えます。
- 熱硬化型または室温硬化型の液状接着剤。頑強な機械的接合により、ねじやクリップなどの締結部品は必要ありません。デバイスの小型化、軽量化が可能です。高温になる電子部品と周辺のヒートシンクや金属ケースを接合するための理想的なソリューションです。
- 熱伝導性がある各種絶縁材料。35年間にわたり、市場をリードする製品として評価を受けています。マイカ、セラミック、グリースに代わる清浄で効率性に優れた材料を幅広いエレクトロニクス用途向けに引き続き提供していきます。
- GAP PAD®サーマルインターフェース。凹凸やエアギャップ、きめの粗さなどがある表面の電子デバイスとヒートシンク間の効果的なサーマルインターフェースを提供します。
- サーマルインターフェース材料。従来のグリースの欠点を解消し、必要なタイミングで最適な性能を発揮します。これらの材料は室温では固体ですが、デバイスの動作時に溶融、流動します。一部のサーマルグリースでよく見られるポンプアウトがなく、薄いボンドラインと高い信頼性が得られます。
- ヘンケルは、高い伝熱性能を求められ、ボンドラインの厚みを最小限に抑える必要がある用途に適したRoHS適合グリースを提供しています。塗布後すぐに性能を発揮し、容易にボイドを抑えます。高性能かつ高耐熱性で、シリコン不使用、水で洗浄可能な配合です。
ヘンケルの熱マネジメントソリューションについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ヘンケルの熱マネジメントソリューションは、140年以上にわたり蓄積してきた専門知識と、お客様を主体とする継続的なイノベーション、コラボレーションのたゆまぬ取り組みに裏打ちされています。これらは常にヘンケルのビジネスの中核をなすものです。
この取り組みの表れとして、ヘンケルはe-モビリティのイノベーションを実現するためのリソースと専門知識に幅広く投資しています。ヘンケルのバッテリーエンジニアリングセンター(ドイツ、デュセルドルフ)は、e-モビリティアプリケーションのイノベーションを牽引するグローバル拠点です。バッテリーシステムの専門家チームがOEMやバッテリーメーカーと協力して、未来志向の革新的なe-モビリティソリューションの研究開発に取り組んでいます。ヘンケルのe-モビリティへの取り組みの詳細をご覧ください。
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