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ヘンケルアドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)

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適切なLOCTITE®ねじゆるみ止め用接着剤の選定方法

選択肢が多すぎて、どのねじゆるみ止め用接着剤を選ぶべきかが難しい場合もあるでしょう。LOCTITE®では、最適なねじゆるみ止め用接着剤を選択するのに役立つガイドをご用意しています。
5 分.
LOCTITEねじゆるみ止め用接着剤222、243、270、277のセレクターガイド

ねじ付きファスナーが存在する限り、それをしっかりと固定し、コスト高の故障やダウンタイムにつながりかねないゆるみを防止するという課題がつきまとってきました。そこで登場したのが ねじゆるみ止め用接着剤 です。ファスナーを所定の位置に固定することで、ゆるみ、漏れ、故障の可能性を排除します。目的の作業に適したねじゆるみ止め用接着剤の選定方法を理解することが、成功の第一歩です。

適切なねじゆるみ止め用接着剤を選ぶ

LOCTITE®ねじゆるみ止め用接着剤のラインナップには、さまざまな選択肢があります。それぞれに独自の品質と最適な利用方法があるため、適切な製品を選んで組立の信頼性を確保することが重要です。 

誤った種類のねじゆるみ止め用接着剤の使用は、信頼性の低下、取り外しの困難、不適切な硬化につながりかねません。これは、接着剤による組立品の固定の程度に影響し、ゆるみや故障のリスクが増加する場合があります。使用するねじゆるみ止め用接着剤の選定方法の詳細は、以下をご覧ください。

LOCTITE 243ねじゆるみ止め用接着剤 - ボルトへの塗布

ねじゆるみ止め用接着剤の使用でメンテナンスと補修が簡単かつ安全に

LOCTITEねじゆるみ止め用接着剤は組立品を確実に固定しますが、その強度によって取り外しの容易さは異なります。低・中強度タイプは手工具で分解できますが、高強度タイプは高温での加熱が必要になる場合があります。定期的なメンテナンスでは、紫色や青色などの低強度または中強度のねじゆるみ止め用接着剤を選択してください。これらの製品は熱に弱い材質にも適しており、接着強度を維持しながらも手工具で簡単に取り外すことができます。

高温状況でのLOCTITE®ねじゆるみ止め用接着剤の使用

高温は、ファスナーの安全性や性能に大きな影響を及ぼします。LOCTITEねじゆるみ止め用接着剤は、ほとんどの用途で-65˚F~300˚F(-54˚C~149˚C)という広範な温度範囲に対応します。高温環境では、耐熱性に優れた  LOCTITE 263 を選択することで、ゆるみのリスクを軽減できます。LOCTITEねじゆるみ止め用接着剤は極限条件でも優れた対応能力を発揮し、一部の製品は最大650˚F (343˚C)まで耐えることができます。

ねじゆるみ止め用接着剤の接着強度

多くの用途において、ねじ組立品は振動やトルクを受けます。リスクの高い振動や衝撃が発生するケースでは、ねじゆるみ止め用接着剤(赤)をお選びください。これは最強グレードの接着剤で、永久固定用のソリューションとして振動、衝撃、トルクに対して最も高い耐性を発揮します。

LOCTITEねじゆるみ止め用接着剤ラインナップ:

  • LOCTITE 222: 低強度ねじゆるみ止め用接着剤(紫)。各種金属に対応し、分解が必要となるケースに最適です。
  • LOCTITE 243: 中強度ねじゆるみ止め用接着剤(青)。組立品のシールと固定をカバーする汎用的なソリューションです。
  • LOCTITE 263: 高強度ねじゆるみ止め用接着剤(赤)。ねじ付きファスナーの永久固定とシール用に設計されています。

組立用ねじゆるみ止め用接着剤の種類

ほとんどのねじゆるみ止め用接着剤は、現場で使用するねじ部品に直接塗布するものです。これは、製造や機器メンテナンスに最適です。中強度または高強度のLOCTITEねじゆるみ止め用接着剤を選択してください。電気コネクターや止めねじのようにあらかじめ組み立てられた状況では、 LOCTITE 290のような後浸透タイプのねじゆるみ止め用接着剤が必要です。設置後に塗布するこのタイプは、分解されることのない表面をシームレスに接着します。

ねじサイズの選択

サービスや分解がしやすいLOCTITEねじゆるみ止め用接着剤を選択する際は、ねじサイズを考慮してください。小径ねじに高強度ねじゆるみ止め用接着剤を使用すると、取り外しに支障が出る場合があります。また、大きめのねじに低強度ねじゆるみ止め用接着剤を使用すると、効果が薄れる恐れがあります。一般的には、以下のように選択します:

ねじゆるみ止め用接着剤を塗布する箇所

目線より高い位置にねじゆるみ止め用接着剤を塗布する必要がある場合、通常の製品では硬化する前に垂れ落ちる可能性があります。一つの解決策は、LOCTITEスティックを使用することです。この製品の接着能力は、他のねじゆるみ止め用接着剤とまったく変わりませんが、半固形状のスティックタイプです。

定期メンテナンス用の工具箱にねじゆるみ止め用接着剤を入れておくなら、液状製品と同様に、スティックタイプでも漏れを防止できます。

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