紙や印刷紙を貼り合わせて段ボールを作る方法は複数あり、それぞれに耐久性と見た目のレベルが異なります。最も一般的な方法はリソラミネートと呼ばれるものです。このラミネート工法は、接着剤で紙を貼り合わせる際の水分状態と乾燥時間の適切なバランスを見つけることがカギとなります。
ヘンケルはラミネーターのメーカーと緊密に連携して、ラミネート接着剤の配合で考慮すべき装置関連のパラメーターを理解しています。ヘンケルのフィルムラミネート接着剤および発泡ラミネート接着剤は、貼り合わせにおける生産性と品質を向上させます。
ヘンケルの製品は次のような特長があります:
- 速いセットスピード
- 良好なレイフラット性
- 少ない飛散
- 洗浄のしやすさ
- 安定した粘度
優れたパッケージにはまず適切な素材が必要です。少量生産と印刷の個別対応の要望が高まる中、段ボール箱の製造現場は変わりつつあります。このような要望に応えるためには、組み立て品質を維持したまま貼り合わせラインを高速化しなければなりません。ヘンケルは、ラインの詰まりやベルトへの接着剤付着の原因、すなわち接着不足やはく離、反り、端部の浮きなどよくある不具合を解消できるフィルムラミネート接着剤のソリューションを提供します。ヘンケルの幅広いラインナップの紙、厚紙、段ボール資材用ラミネート接着剤は、特に製紙業界のニーズに応えるように設計されています。
リソラミネートの大きな利点の1つは、比較的低コストで1度に大量に印刷できることです。リソラミネート加工した段ボール箱は耐久性と品質が高く、お客様のニーズに合わせたデザインが可能です。
消費者の目を引く高品質な印刷を箱や段ボール箱にできるリソラミネートは今後も人気が高いと考えられます。安定した印刷で不具合を避けて包材にリソラミネートするための重要な要素は、接着剤の使用をできる限り少なく抑えることです。ヘンケルの速乾性に優れた標準リソラミネート接着剤および発泡リソラミネート接着剤をお使いいただくことで、不具合による製品廃棄を最小限に減らすことができます。
ヘンケルのエアレーションテクノロジーは、20年以上にわたり世界中のお客様にお使いいただいています。さまざまなタイプのリソラミネーターで250台以上の撹拌ユニットを使って、ヘンケルはこの独自開発した技術の改良に取り組み続けています。
水分量を抑えた発泡接着剤ですので、段ボールの中芯の先端にもしっかりと付着します。高い貼り合わせ精度で、反りが少なく、乾燥時間の短縮につながります。ヘンケルの発泡接着剤で貼り合わせてインラインラミネーターで加工した板紙は、接着剤がほぼ即時に乾燥するのですぐにパンチができます。ヘンケルのエアレーションテクノロジーを用いたリソラミネートは、従来のラミネートと比べて最大で30%のコスト削減につながります。また、廃棄物と接着剤の使用量および輸送量の低減によって、CO2排出量が20%削減されます。ヘンケルのエアレーションテクノロジーは企業によるサステナビリティ目標の達成を支援します。
業界のベンチマークであるヘンケルのAQUENCE®エアレーション接着テクノロジーは、パッケージコンバーターに対してこれまでの限界を超えた優れたレイフラット性、印刷品質、調整時間をもたらします。さらに、この高機能接着剤ソリューションは、最も厳しい食品安全基準に適合しています。
この次世代エアレーションテクノロジーは、次のメリットをもたらします:
- 高速で飛散なくきれいに塗布できる
- 単位当たり使用コストの低減
- 優れたレイフラット性
- 逆さに積み重ねる必要がない
- Bobst Grenchen AGの認定を取得(リソラミネートの合紙メーカー)
AQUENCE® エアレーション接着剤について、Youtube再生リストのエアレーションテクノロジーをご覧ください。
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