自動車
基材自体だけではなく、基材同士のつなぎ目も重要であり、そこでイノベーションが生まれます。
ヘンケルのオンデマンド剥離は、単に革新的な技術というだけではなく、製品のライフサイクル全体を通じて循環性を促進する、シンプルでありながら優れた技術です。生産の効率化だけではなく、製品や素材の修理、再利用、別目的での再利用、およびリサイクルを実現することで、オンデマンド剝離がさまざまな業界のお客様によるサステナビリティ目標の達成をお手伝いします。
構造用接着剤、フィルム、テープなどの幅広い製品群を持つヘンケルが、さまざまな用途や業界に適切なソリューションをお届けします。 どの剥離技術も、熱、電気、浸漬など特定のトリガーを用いて接着強度を弱めることで、接着された基材を管理しながら分離できるよう設計されています。これにより、使用中には必要とされる高い接着性能を維持しながらも、安全かつ効果的に分解することができます。
製品設計
生産
製品使用段階
製品寿命の終わり
用途固有の要件に応じて、適切なトリガーを選択していただきます。ヘンケルでは、広範なユースケースに対応できるよう、さまざまな種類のトリガーをご用意しています。
熱トリガー
電気トリガー
化学物質トリガー
- ウォッシュオフラベル
- EVバッテリー
- ヘッドランプ
サステナビリティを念頭に作られた接着剤により、使用時にはラベルをしっかり貼り付け、リサイクル時には簡単に洗い落とすことができます。
ヘンケルの水性感圧接着剤は、PETフレークのリサイクルをサポートする目的で設計されています。従来の方法でラベルを完全にはがすためには、エネルギーを大量に消費する高温処理が必要でしたが、この革新的な技術により、PE表面素材の温度が65°Cあれば洗い落とせるという優れた有効性を実現しています。これにより、少ないエネルギーで簡単に容器からラベルをはがすことができるだけでなく、リサイクルするPETの純度と価値が高まります。
熱や電気など特定のトリガーを使用する革新的な剥離技術により、構造的結合を管理しながら分離することが可能になります。
ヘンケルの高度なオンデマンド剝離技術により、高強度構造用接着剤 (最大12 MPa) であっても簡単に外すことができます。この技術が、バッテリーモジュールの修理を簡単にし、二次再利用を可能にして、リサイクル効率を向上させます。
ヘンケルの新しいオンデマンド剝離ソリューションで、損傷したヘッドランプユニットを速やかかつ非破壊的に取り外すことが可能になります。隣接する部品を傷つけることもありません。弊社のオンデマンド剝離技術は、部品の再利用、合理的な分解、およびクリーンな素材回復を可能にすることで、修理の負担を軽減します。
ヘンケルのオンデマンド剝離技術は、OEMや取引先が修理コストを削減し、循環性目標を達成できるよう支援します。損傷した高価なヘッドランプの修理を可能にすることで、全交換と比べて80%以上コストを削減することが可能です。熱活性化による剥離でヘッドランプアッセンブリーをきれいに分離できるようになるため、部品を保護して、保険料を抑えることも可能になります。
ヘンケルの技術は、接着にとどまらず、剥離にまで及びます。この技術により、修理、再利用、リサイクルすることで製品のライフサイクルを見直すきっかけを各種業界に提供します。オンデマンド剝離が、リサイクルループの中で素材と製品の価値を維持して、使い捨て消費から脱却するお手伝いをします。
ヘンケルの専門知識を活かし、緊密に連携することで、お客様は循環性を他社よりも一歩前進させ、さらなる循環型製品の今日の要求を満たすソリューションを実現することができます。
オンデマンド剝離は循環性を実現する技術です。循環性は全体論的な概念であり、グローバル市場において世界的に関連性があります。製品が寿命を向かえる段階での循環性の鍵は、その設計にあります。 オンデマンド剝離により、使用するリソースの削減を念頭に入れながらスマートな製品を設計することが可能になります。たとえば医療機器、繊維、パッケージ、建築製品、電子機器、自動車や輸送などで、使用段階においては製品のモジュール性と修理性、およびライフサイクル延長のオプションを有し、寿命の終わりには素材の価値を回復するオプションを有する製品です。
オンデマンド剝離接着剤は、他の接着剤と同様、2つの基材の間に塗布し、構造特性による高い接着強度を実現します。製品が寿命を迎えたときや修理目的で接着部を解体する場合は、特定のトリガーを適用することで剥離プロセスを実行することができます。
オンデマンド剝離接着剤の高い性能と安全性は、適切な接着技術と剥離トリガーを選択することで、製品の使用段階の最初から最後まで維持することができます。そのため、オンデマンド剝離接着剤は素材の接着に求められる性能を実現しながら、必要に応じて分解することや素材を分離することができ、再利用、修理、リサイクルを可能にします。
望ましい接着と剥離の技法は素材と用途により異なります。ヘンケルは、製品設計段階の最初からお客様に循環性について再検討いただき、リソース消費を削減して、再利用性、修繕性、メンテナンス性、およびリサイクル性のある設計をしていただけるようサポートいたします。