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ヘンケルアドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)

ヘンケルアドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)

バッテリーエンジニアリングセンター

材料適用、バッテリーシステム検査、デジタルシミュレーション、製品開発を統合してバッテリー技術の革新を加速させます。
5 分.
e-モビリティ用バッテリーエンジニアリングのラボ。

ネットゼロエミッションの達成に向けた世界的な取り組みにおいて、電気自動車(EV)バッテリーはOEMやバッテリーメーカーにとって主要な注力分野です。電動モビリティへの完全な移行を可能にするため、バッテリーには安全性、効率性、サステナビリティ、低価格化がいっそう求められるため、技術革新が急務となっています。ヘンケルのバッテリーエンジニアリングセンターは、技術革新を加速させ、次世代EVバッテリー技術を共同開発することを目指しつつ、こうした課題に取り組んでいます。

e-モビリティ用バッテリーエンジニアリングのラボ。

技術革新のフラッグシップ

デュッセルドルフのインスピレーションセンター内にあり、先進的な施設であるバッテリーエンジニアリングセンター(BEC)は、次世代のEVバッテリー開発に向け、極めて重要な技術革新を主導するために設計され、2つの最先端ラボを特色としています。材料適用、実物大のバッテリーシステム検査、シミュレーション、製品開発がバッテリーアプリケーションセンターとバッテリーテストセンター内で統合的に運用されています。ヘンケルのEVバッテリーの専門チームは、他の研究センターとのコラボレーションの精神や強力なパートナーシップを育み、OEMとバッテリーメーカーがプロジェクトを加速させ、動きの激しい市場で有意に立つためのサポートに取り組んでいます。

地域間でのコラボレーションを発展させるため、現在、当社はe-モビリティ分野の能力向上を図っており、世界中にバッテリーエンジニアリングセンターを新たに開設することを計画しています。共有デジタルプラットフォーム上で実行するこのグローバルネットワークは、技術革新をさらに加速させ、EV業界全体の成長を可能にします。

ロボットアームの前で議論するバッテリーラボの専門家。
トンネルを走行する未来の自動車の後ろ姿。
EVバッテリーシステム向けのサステナブルな、コラボレーションによるソリューション

電気自動車(EV)の需要は増加の一途をたどっています。同時に、OEMやバッテリーメーカーは、コスト、航続距離に対する不安、信頼性、乗客の安全性など、消費者が持つ懸念に対処しなければなりません。ヘンケルの自動車に関する専門知識と世界的なエンジニアリングサポートは緊密なコラボレーションを実現させ、無害で環境に優しい材料を用いてお客様が効率、サステナビリティ、コスト削減の目標を達成できるよう支援しています。

1.バッテリーの組み立てと分解

クラス最高のハイテクツールを取り揃え、バッテリーと自動化に特化した専門家チームが率いるBECは、EVバッテリーシステムをモジュールレベルにまで分解し、再組み立てを行うための完璧なセットアップを提供します。施設は、静電気放電環境においてあらゆるタイプの実物大のバッテリーシステムを取り扱えるよう設計されています。実際の製造環境を模した自動デジタルシステムがサポートしているBECにより、お客様は小規模な開発条件からシリーズ規模に至るまで、信頼性が高く、高速でサステナブルなバッテリーの組み立て工程を導入することが可能です。

バッテリーアプリケーションセンターでバッテリーセルを検査するバッテリーのエキスパートの写真。

2.デジタルモデリングおよびシミュレーション

モデリングとシミュレーションは、従来の検査サイクルを飛躍的に向上させ、技術革新を加速させるうえで役立つ重要な技術です。初期の開発段階からお客様をサポートするために、当社はさまざまな条件下での材料挙動のシミュレーションや検査を事前に行い、プロトタイピング用に貴重なデータを提供する材料カードをお客様に提示しています。その後、当社のモデリングとシミュレーションの専門家がEVバッテリーのデジタルツインを制作し、さまざまなシナリオを用いてバッテリーシステムをデジタルテストします。目的は、安全性、バッテリー性能、手頃な価格、サステナビリティ、および剥離性の最高の組み合わせを提供する材料を見つけることです。最良のシナリオが見つかると、その結果をバッテリーテストセンターで検証します。

モデリングおよびシミュレーションのオフィス作業。

3.自動材料塗布

サーマルインターフェース材料から接着剤やシーリング剤、導電性および誘電性コーティングに至るまで、先進材料はバッテリーバリューチェーン全体の複雑な課題に対処し、さまざまな方法でEVバッテリー技術の向上に貢献しています。バッテリーアプリケーションセンターには、実物大のバッテリーシステムでの自動材料塗布用のハイエンドシステムと機器が備えられています。センターは実際の製造環境を模しているため、材料適用の知識をラボから産業製造レベルに簡単に移行することができます。

材料塗布工程を管理する自動化のエキスパート。

4.実物大のバッテリーシステム検査

バッテリーテストセンターには、異なる条件下でのバッテリーシステムの性能を調査できる高度なバッテリー検査機能があります。チームは温度サイクルや充電・放電工程を使用し、シミュレーション段階からの予測を検証します。重要な点として、生成されたデータはシミュレーションチームと連動されているため、実際の検査とデジタルモデリングとの足並みの揃った内容が保証されています。テストセンターでは、バッテリーシステム全体のストレージ容量、外部の影響から保護するための隔離エリアのほか、環境試験をアウトソーシングするための有資格パートナーによるネットワークなど、あらゆる要件に対応する統合ソリューションを提供しています。

ヘンケルのエキスパートが環境試験室で操作しているバッテリー検査センター内部の様子

特長と利点

  • TISAX認証取得環境
  • バッテリーのエキスパートのグローバルチーム 
  • モデリングとシミュレーションの高度な能力 
  • 連続生産規模での自動材料塗布
  • 温度、湿度、漏れ、劣化の試験を含む、実物大バッテリーシステム検査および検証
活発な循環型経済ビデオシリーズ

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