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ヘンケルアドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)

ヘンケルアドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)

中空糸フィルター用のイソシアネート不含有ポッティング接着剤

より安全で迅速、カスタマイズ可能な選択肢
中空糸フィルターを写したティーザー画像

マーケットの状況

  • 水のろ過や分離は、多くの産業の数々の用途で必要とされています。その一例が食品および飲料品、廃水処理、淡水化です。一部の地域で水不足が深刻化するにしたがって、水の浄化の重要性は高まる一方であり、資源を最大限に活用することが不可欠です。
  • 液体ろ過に使用される最も一般的なフィルタの1つである中空糸フィルタは、何千本もの中空糸によって水を2つの流れに分離します。接着剤はこのフィルタアセンブリの重要な構成部品です。
  • ポッティング接着剤は中空糸膜をハウジングに固定して、正常なろ過機能、信頼性、耐久性、長寿命を確保します。しかし、用途によっては工程に長い時間を要するものもあり、現在の接着剤では、安全衛生、生産スピード、組立の堅牢性のバランスをうまくとることができません。
これは中空糸フィルタのティザー画像です

課題

  • 従来の製造方法は、中空糸のポッティングに主にポリウレタンまたはエポキシ系接着剤を使用します。いずれの組成も硬化すると機能的に安定しますが、それぞれに課題があります。
  • 2液型ポリウレタン材料はイソシアネート系硬化剤を使用することから、特殊な取り扱いを必要とし、安全面でリスクを伴います。さらに、ポリウレタンは濡れた中空糸には使用できず、速硬化性の接着剤であっても中空糸の乾燥に時間がかかることが組立スピードの制約となります。エポキシ系接着剤は濡れた中空糸にも使用できますが、一般に硬化に時間がかかり、大きな発熱反応を伴うことから、生産スピードと生産量が著しく制限されます。
  • 安全性、加工性、用途の堅牢性のバランスをうまくとるには、生産スループット、糸膜との適合性、静的または遠心プロセス、フィルタ性能の調和を図ることができる素材ソリューションが必要です。大量生産環境での使用に適することが、水の保全および再利用に対する現在および将来の需要に応えるために不可欠です。

ヘンケルは、中空糸フィルタのポッティングに使用されてきた従来のポリウレタン系およびエポキシ系材料が抱える課題に効果的に対処できる、まったく新しいポッティング接着剤プラットフォームを開発しました。

画期的なソリューション

LOCTITE®(ロックタイト) NEOは非イソシアネート系接着剤です。安全衛生を最優先に、 大量生産にも使用可能で、フィルタの信頼性と経済性を確保します。LOCTITE NEOは、中空糸フィルタの設計者および製造者にとって次のような素材です:

中空糸フィルタの生産を大きく変える

LOCTITE NEOは、中空糸フィルタの生産をすでに大きく変えつつあります。さまざまな設計のフィルタに使用できることから、主要なフィルタメーカーで採用されて、生産の増加、総製造コストの削減、サプライチェーンの簡素化に役立っています。ろ過は、LOCTITE NEOがもたらすさまざまなチャンスの1つにすぎません。非イソシアネート系ポリウレタン材料を使用した初の選択肢として、無限の用途の可能性を秘めています。

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