車両の計器クラスターとセンターディスプレイは、大型化と一体化が急速に進んでいます。大型で一体化されたタイプのディスプレイの使用は、今後数年間で増加の傾向があり、車載ディスプレイのトレンドになると考えられています。
一体型ディスプレイは、成形と形状の実現性だけでなく、車載用の厳しい要件を満たす必要もあります。車載ディスプレイは特殊な環境にさらされるため、高レベルの信頼性が要求されています。一般的には、消費者向け電子機器よりもはるかに厳しい温度サイクルと湿度条件に耐性を備えている必要があります。
同時に、画面の大型化のトレンドを考慮すると、製造コスト要件はさらに重要です。組み立て用の構造用接着とサーマルインターフェース材料の両方を選ぶにあたっては、大量生産での適切な工程サイクルタイムの設定と製造不良の削減が主要な課題です。弾性構造用接着剤のTEROSON® MS 650は、大型曲面ディスプレイの異種基材の組み立て接着に使用されました。BERGQUIST® TGF 3500LVOは、制御ユニットの効率的な熱伝導材料として採用されています。両製品は理想的な工程サイクルタイムを達成しました。
アプリケーションエンジニアリングや、プロトタイピング用のラボサポートなど、ヘンケルの専門家によるプロフェッショナルなアドバイスは、お客様が大量生産での構造用接着剤と熱マネジメント材料の最適なソリューションを見つけ、厳しい要件を満たすうえで役立っています。このことは、ヘンケルが車載ディスプレイ技術の信頼できるパートナーであることがお客様に実証される機会となりました。
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