上海 – ヘンケルの接着技術事業部門は、建築用部材向け接着剤の次の3製品が、米国農務省(USDA)の「バイオベース製品認証(Certified Biobased Product Label)」を取得したことを発表しました:LOCTITE UK 3145, LOCTITE UK 3156, LOCTITE UK 8113
USDA BioPreferred®プログラムは、バイオベース製品の開発、購入、使用を推進することを目的としています。これにより、製品中のバイオベース成分がラベルで明示され、消費者はサステナブルな製品を容易に識別できます。バイオベース製品は、植物、動物、海洋、森林などに由来する再生可能な原料をもとにしており、大気中の温室効果ガスの濃度を低減し、気候変動への対策としても注目されています。さらに、コストや安定した供給の面でも優れており、従来の石油由来製品と同等以上の性能を発揮します。こうした利点から、バイオベース製品は石油由来の従来製品に代わる選択肢として、採用が広がりつつあります。
石油由来原料からの脱却を目指し、ヘンケルは再生可能な炭素資源を活用したバイオベース接着剤の開発において業界をリードしています。USDA認定のバイオベース成分を最大53%含有するLOCTITE® UK 3145、UK 3156、UK 8113は、製造時のCO₂排出量の削減に貢献します。これらの製品は木材、プラスチック、金属などさまざまな基材の接着に使用でき、従来の接着剤と比較して高い接着性能を有しているため、サステナブルで効率的な生産を実現します。
アジア太平洋地域における家具・建築部材事業部門の統括責任者であるNeo Zhouは、次のように述べています: 「USDAのバイオベース認証を取得できたことは、ヘンケルのサステナブルなイノベーションが広く認められた証です。サステナビリティはヘンケルの戦略の中核に据えられており、私たちは“Pioneers at heart for the good of generations”というビジョンのもとで事業を展開しています。ライフスタイル事業部では、すべてのお客様、そしてあらゆる技術分野において、業界をリードするサステナブルなソリューションを提供することに力を注いでいます。今後も、家具および建築部材市場のお客様とともに、持続的なイノベーションを通じてサステナブルな変革を加速させ、持続可能なライフスタイルの実現に貢献してまいります。
USDA BioPreferredプログラムのVernell Thompson氏は、本認証に対して次のようにコメントしています:「この認証ラベルは、経済成長の促進や新たな雇用の創出、農産物の新たな市場の開拓を支援することを目的としています。また、サステナブルな製品を選ぶ際の判断材料としても役立ちます。ヘンケルの製品がUSDAバイオベース認証を取得したことで、バイオ資源を活用したサステナブルな経済の構築に貢献し、石油由来原料への依存削減に向けた社会の実現にも貢献します。」
サステナビリティは、ヘンケルが未来に向けて取り組むうえで欠かせない重要な要素です。家具および建築部材分野において長年にわたって培ってきた豊富な経験と技術力を活かし、ヘンケルは今後も、業界をリードするサステナブルなソリューションを通じて、お客様と業界全体の価値向上に貢献してまいります。