ピックアップやオーバーラップアプリケーション、ラベルの欠落や接着剤の付着など、ホットメルトのスプレー塗布における一般的な問題に対して、ヒントや解決策をまとめたトラブルシューティングガイドをご紹介しています。
商品の魅力を引き立てるラベル用接着剤とサービス
顧客がラベルに求めるのは、利便性やリサイクル性、多様な基材への接着性であり、これらはブランドオーナーにとっても重要な要素です。また、生産ラインでのスムーズな加工性も求められます。
ヘンケルは食品パッケージングにも適した、安全で信頼性の高いラベル用接着ソリューションを開発しています。AQUENCE®およびTECHNOMELT®接着剤製品は、冷水耐性、結露耐性、接着の難しい基材への対応などの課題に応えるとともに、ラベルの品質やパッケージ価値の向上に貢献します。
ヘンケルのラベル用接着剤は、さまざまな基材に対応する優れた接着性を備え、加工性、外観、耐久性、食品安全対応の向上を通じて、製品価値を高めます。これらの接着剤は水系とホットメルトの2種類があり、ロールフィード（ローラー塗布/スプレー塗布）、カット＆スタックなど、さまざまな製造方法に対応し、多様なパッケージデザインや製造ニーズにも柔軟に対応できます。
AQUENCE®水系接着剤は、ガラス、プラスチック、アルミニウムへの接着に優れており、製造効率の向上に貢献します。TECHNOMELT®ホットメルト接着剤は、プラスチックやアルミニウムに対して高い接着性を有しており、材料使用量と生産コストの削減を実現します。
感圧接着剤を使用した粘着ラベルは、さまざまな基材に適用可能です。粘着ラベルと被着体の接着は、圧力が加えられることで完了します。表面の平滑性、表面エネルギー、残留物の有無といった要因が、適切な接着性に影響を与えます。感圧接着剤は、室温環境でしっかりと接着し保持できるように設計されています。一方で、これらの接着剤は低温では粘着性が低下し、高温で保持力が弱まる傾向があります。
- 瓶ラベル
- プラスチック用ラベル
- 缶ラベル
瓶ラベルは高温から低温、表面が濡れた状態や乾いた状態などさまざまな条件下でも確実に接着されていなければなりません。一方で、洗浄工程では容易にラベルを剥がせることも求められます。瓶ラベル用接着剤には、優れた性能が求められます。瓶ラベル用接着剤には、環境への影響を最小限に抑えつつ、安全やサステナビリティに配慮した原材料の使用が求められます。
ヘンケルの水性接着剤ポートフォリオのAQUENCE®は、最終用途における優れた性能だけでなく、クリーンな加工性を兼ね備えています。瓶ラベル製品はさまざまな工程条件に対応しており、CO2排出量やLCA(ライフサイクルアセスメント)においても優れた評価を実現します。
プラスチック素材の多様性やリサイクルの難しさ、さらには加工温度の違いに対応するには、最適な接着剤を用いて最終製品の性能を実現する必要があります。同時に、ブランドオーナーや消費者は、プラスチック容器のラベルの美しさや食品安全性への配慮をいっそう重要視するようになっています。
さらに、循環型経済を意識したサステナブルな包装への需要も高まり続けています。こうした背景から、プラスチック用ラベルに使用可能な接着剤の種類にも影響が及んでいます。ヘンケルでは、PETリサイクルの効率化と、循環型経済の実現に貢献するサステナブルな接着ソリューションの開発に取り組んでいます。
ヘンケルのホットメルト接着剤TECHNOMELT®と水系接着剤AQUENCE®は、プラスチックボトルのラベルに適したソリューションです。最終用途における優れた性能に加え、クリーンな加工性、非機能性バリア基材における高い食品安全性も兼ね備えています。
缶へのラベル貼付を最適に行うためには、ラベルの種類やライン速度、接着剤の塗布パターンから塗布量に至るまで、すべての要素とプロセス条件の相互作用を理解することが不可欠です。
ヘンケルは、ホットメルト接着剤TECHNOMELT®と水系接着剤AQUENCE®という缶ラベル用途に適した高機能接着剤を展開しています。これらの製品の展開にとどまらず、ヘンケルは生産スピード、効率性、安定性といった現場の要件に応じて、製造ラインを最適な状態で稼働できるよう、技術的なサポートも提供しています。ヘンケルのソリューションは、クリーンで安定した加工性、塗布量の最適化、食品安全に配慮した製造の実現を後押しします。
- 記事
- コンテスト
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